「各階層で求められる知識・スキルをインプットする」のではなく、
「キャリアに相応しい役割認識の視座転換を促す」ことを狙う
「キャリアに相応しい役割認識の視座転換を促す」ことを狙う
マネパーが考える『階層別研修』
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1. 階層別研修を実施する目的は「人的資本の底上げ」である・「人材こそが企業価値を高める源泉である」ことに信念を持ち、腰を据えて取り組むべきもの
(短期的に売上に直結するような類のものではない)
・ 選抜型研修は「引き上げ」だが、階層別研修は「底上げ」が狙い
・ 階層別研修は派手さはなく、社内から脚光を浴びることもない。
しかし、長い目で見た時に「階層別研修をやってきたか否か」で確実に差が出る。
「即効性はないが、蓄積効果がある」それが階層別研修 -
2. 階層別研修では、キャリアに相応しい「役割認識の視座転換」を促すことがメインテーマであるべき・ビジネスパーソンが成長するとはこういうこと
・「その職位に求められるスキルを習得することが階層別研修の目的である」という論調が一般的には強い。
それが間違いとは言わないが、本質からズレている。
スキルアップは「自己啓発」として取り組むべきことであって、階層別研修として取り組むことではない -
3. 各階層の研修を貫く「軸」が必要・ 全ての階層別研修は、その軸に向かって企画・実施されるべき
・「軸」がないと、1つ1つの研修が良い内容でも、全体としてどこへ向かっているのか?
ベクトルが定まらない。またどういう研修が自社に適しているのか、判断する基準が定まらない
・「軸」とは、自社が「期待する人材像」のことである
(例:自律型人材、価値創造人材、プロフェッショナル人材、自創人材)
・ 御社では「期待する人材像」が明示されていますか? アップデートされていますか?